第92回天皇杯・第83回皇后杯全日本総合バスケットボール選手権大会 japan basketball association
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【レポート】生まれ変わったAKATSUKI FIVE男子日本代表がチャイニーズ・タイペイを108-68で快勝し、2次予選進出決定

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 AKATSUKI FIVE 男子日本代表チームは、「FIBAバスケットボールワールドカップ2019 アジア地区1次予選」Window3 チャイニーズ・タイペイと対戦。オーストラリアに勝利した勢いそのままに、序盤から一気にペースをつかんだ日本が、一度もリードを奪われることなく108-68で快勝し、2次予選進出を決めました。

 Window3がはじまる前は0勝4敗のがけっぷち状態だった日本ですが、ニック・ファジーカス選手(川崎ブレイブサンダース)と八村塁選手(ゴンザガ大学)が加わったことで全く別のチームへと生まれ変わったと言えます。チャイニーズ・タイペイ戦では、「メンタル面も試合運びも高いレベルで発選手たちが力を揮してくれました。試合開始から10点差、20点差と引き離してくれたことで安心感が生まれたことが一番大きかったです」とフリオ・ラマスヘッドコーチはチームの成長を実感しています。Window3の2試合とも「完璧に近いエクセレントなゲーム内容」で2連勝を飾り、1次予選を突破しました。

 先発ポイントガードを任される富樫勇樹選手(千葉ジェッツ)は、「何をするにも相手より一つ上を行くプレーができていました。それは自信から来るものであり、今までの日本に足りなかった部分です」とチームの変化を実感しています。これまでの国際大会では、どこかの時間帯に引き離されることも多くありました。今日の試合でも、第3ピリオドにチャイニーズ・タイペイが3Pシュートを決めて反撃してきた場面で、「一桁差に詰められてもおかしくはなかったですが、ニック選手の得点でふたたび20点差に戻せたところが今までの日本とは大きく変わったところです」という富樫選手。自身も2連続3Pシュートを決め、流れを戻した立役者であり、簡単に崩れないチームへと成長しています。

 なかなか勝てなかったこの1次予選であり、4連敗の泥沼状態に陥ったときは「もうダメなのではないか」と諦めそうになったことを吐露したのはエースの比江島慎選手(シーホース三河)です。新たに加わった頼もしい仲間を得たことで生まれ変わり、Window3は強豪オーストラリアにはじめて土をつけ、毎年この地で行われているウィリアム・ジョーンズカップでは勝てたことがなかったチャイニーズ・タイペイを40点差をつけて勝てたことは「気持ち良かったです」。4敗した経験も「けっして無駄ではなかったです」と比江島選手は、苦しい時を乗り越えたからこそ今があるわけです。

 田中大貴選手(アルバルク東京)も、「結果が出ない中でも、これまでいたメンバーは必死に取り組んでいましたし、継続してきたことが無駄ではなかったと思います」と同じ考えです。二人の新戦力により、一つ上のレベルに上がったことは間違いありません。2次予選への道がつながったからこそ、「他のメンバーがこれから先どうがんばっていくかが大事になります。その一人として、しっかり結果を出せるようにもう一度トレーニングをして戻ってきたいです」と気持ちを引き締めています。32点、11リバウンドの大活躍を見せたニック・ファジーカス選手は「2次予選進出を決めましたが、今後も一歩一歩進んでいくしかないと思っています。FIBAワールドカップに出ることが、東京オリンピックへの道に一歩ずつ近づけることだと思います」とすでに先を見据えていました。

■1次予選グループB 順位表
1位 オーストラリア:5勝1敗(勝ち点11)
2位 フィリピン:4勝2敗(勝ち点10)
3位 日本:2勝4敗(勝ち点8)
4位 チャイニーズ・タイペイ:1勝5敗(勝ち点7)

 上記の結果により、上位3チームが2次予選進出を決めました。2次予選グループFではイラン、カザフスタン、カタールの3チームとホーム&アウェーで対戦します。FIBAワールドカップへの出場権を得られるのは6チーム中上位3チーム。ラマスヘッドコーチは、「どのエリアからも高い確率でシュートを決めたWindow3は全てにおいて完璧に見えました。2次予選でも同じ内容のゲームができれば、もっと良いチームに成長できます」と自信を持って勝利をつかみにいくだけです。1次予選よりも移動距離が長く、厳しい環境での戦いを強いられますが、引き続き『日本一丸』となって背中を後押ししてください。

■2次予選グループF 順位表
1位 オーストラリア:5勝1敗(勝ち点11)
2位 イラン:5勝1敗(勝ち点11)
3位 フィリピン:4勝2敗(勝ち点10)
4位 カザフスタン:3勝3敗(勝ち点9)
5位 日本:2勝4敗(勝ち点8)
6位 カタール:2勝4敗(勝ち点8)

■2次予選グループF 試合日程
9月13日(木)[アウェー]カザフスタン
9月17日(月)[ホーム]イラン
11月30日(金)[ホーム]カタール
12月3日(月)[ホーム]カザフスタン
2月21日(水)[アウェー]イラン
2月24日(土)[アウェー]カタール



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