第92回天皇杯・第83回皇后杯全日本総合バスケットボール選手権大会 japan basketball association
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【レポート】Window3 強豪オーストラリアに『日本一丸』でつかんだ大金星!しかし“がけっぷち”状態は変わらず、ラストゲームへ向けて敵地へ出発

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 「FIBAバスケットボールワールドカップ2019 アジア地区1次予選」Window3の初戦は、千葉ポートアリーナにてリオデジャネイロオリンピック4位の世界トップレベルのオーストラリアと対戦。昨夏からFIBAアジアに加わったオーストラリアにはWindow1では58-82、FIBAアジアカップ2017でも68-84といずれも大差で敗れています。さらに過去を振り返れば、3度のオリンピックで対戦。1964年東京大会は57-64、1972年ミュンヘン大会では76-92、そして男子日本代表として最後に出場した1976年モントリオール大会は79-117で敗れており、公式戦は一度も勝てていません。

 「前回の試合で負けていたのでみんなの自信もなかったと思います」と感じていたのは八村塁選手(ゴンザガ大学)。2014年FIBA U17男子世界選手権時に初戦でオーストラリアと対戦し、延長の末に84-97で惜敗。その試合で22点を挙げ、大会としても得点王になった八村選手だけは自信を持ってこの試合に入ることができました。最年少ながらも「僕が最初に積極的に攻めて、自信を与えたかったです」という言葉どおりのプレーでチームに牽引。前半には最大12点リードを奪う好スタートを切った日本が、主導権を握りながら試合を進めていきます。

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 しかし相手はオーストラリア。ノーマークにすれば確率良くシュートを沈め、少しでもディフェンスが緩くなればリバウンドを獲られてしまいます。それでも大声援に背中を押されながら、ルーズボールを追い、大きな相手にも体を張り続け、40分間集中力を切らすことなく戦い続けたAKATSUKI FIVE男子日本代表チーム。最後は比江島慎選手(シーホース三河)が執念でリバウンドを奪い獲り、前を走っていた八村選手へパスをつなぎ、豪快なダンクシュートで5点差に広げます。残り時間は12秒。相手の猛攻にあいながらも79-78の1点差で辛くも逃げ切り、オーストラリアに初勝利したとともに、FIBAワールドカップ アジア地区1次予選でようやく1勝目を挙げることができました。FIBAアジアの大会では一度も敗れておらず、はじめてNBA選手が加わったオーストラリアを相手に歴史的大金星を挙げた千葉ポートアリーナは歓喜に包まれました。

 フリオ・ラマスヘッドコーチの戦術、そして選手たちの活躍が勝利を呼び込みましたが、それ以上に大きな勝因となったのがチケットが完売となって会場を埋めたファンの皆様、そして全国各地から様々な形で声援を送ってくれた方々のサポートなくしてこの勝利はありません。竹内譲次選手(アルバルク東京)は「皆さんの声援がすごく心強かったです。その声援のおかげで篠山(竜青)のルーズボールや比江島のリバウンドに後押ししてくれたことに感謝しています」という言葉が全てです。エースの比江島選手も「メチャクチャうれしいです」と喜びを表すとともに、「未来につながる一勝になりました」と笑顔を見せ、『日本一丸』でつかんだ勝利です。

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 1次予選グループBのもう一試合が、日本戦の裏側で行われていました。チャイニーズ・タイペイはフィリピンに敗れたことで、1勝4敗と勝率で並びました。しかし、4位とその順位は変わっておらず、まだ“がけっぷち”から抜け出せないのが現状です。前回のWindow2ではチャイニーズ・タイペイに69-70で敗れましたが、次の試合で勝利すれば1次予選突破が決まります。絶対に勝たなければならない1次予選のラストゲームは、敵地にて7月2日(月)20:00(日本時間)よりティップオフ。ホームコートアドバンテージでオーストラリアから勝利を奪えたのと同じように、バスケット人気が高いチャイニーズ・タイペイもこの試合のチケットはあっという間に完売しています。

 毎年、チャイニーズ・タイペイで行われるウィリアム・ジョーンズカップでもなかなか敵地で勝てておらず、タフなゲームになることは容易に想像できます。オーストラリア戦を自信に持ちつつ、もう一度気持ちを引き締め、AKATSUKI FIVE男子日本代表は本日、アウェーの地へと出発しました。日本からも多くのファンが応援に駆けつけてくれるという情報も入っており、チャイニーズ・タイペイ戦も『日本一丸』となって勝利を目指すだけです。

 この試合の模様はBSフジにて深夜0:00より録画放送されるとともに、オーストラリア戦同様にフジテレビNEXT、DAZN、バスケットLIVEにて生中継されます。お見逃しなく!



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