第92回天皇杯・第83回皇后杯全日本総合バスケットボール選手権大会 japan basketball association
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【レポート】2次予選進出を懸けたチャイニーズ・タイペイとのラストゲームは、明日7月2日(月)日本時間20時より運命のティップオフ

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 「FIBAバスケットボールワールドカップ2019 アジア地区1次予選」のラストゲームとなるWindow3 チャイニーズ・タイペイ戦へ向け、すでにアウェーの地に入ったAKATSUKI FIVE 男子日本代表チーム。昨日はしっかりと体を休めるとともに、次の戦いへ向けてスイッチを入れ替えました。

 横浜国際プールで行われたWindow2でのチャイニーズ・タイペイ戦は69-70で惜敗し、その後のフィリピンとのアウェーゲームも敗れ、泥沼の4連敗を喫していました。そして迎えたWindow3の初戦にて、強豪オーストラリアを相手に起死回生の大金星を挙げ巻き返しを図ります。明日7月2日(月)、チャイニーズ・タイペイとのアウェーゲームで勝った方が2次予選進出を決めます。

 歓喜に沸いたオーストラリア戦の後、「次に負けたら意味がない」と選手たちは口を揃え、フリオ・ラマスヘッドコーチも「チャイニーズ・タイペイ戦のことしか頭にない」とリベンジに燃えています。前回対戦時のリバウンド数はチャイニーズ・タイペイの46本に対し、日本は37本しか獲れていません。210cmのニック・ファジーカス選手(川崎ブレイブサンダース)と203cmの八村塁選手(ゴンザガ大学)が新たに加わったことにより、悩まされ続けてきた日本の課題が解消されつつあります。

 ディフェンスがベースとなる日本は常にプレッシャーをかけ、タフショットを選択させることはできても、その後にこぼれたボールを獲りきることができずにいました。そのために「メンタル的にガマンしきれず終わってしまう試合が多かったです」と篠山竜青選手(川崎ブレイブサンダース)は苦しかった日々を振り返ります。しかし今は、「良いディフェンスをすればリバウンドを獲ってくれますし、そこからファストブレイクにつなげられています。それによりオーストラリア戦の終盤に逆転されても、気持ちで切れることなくついていくことができたことが大きな要因です」と気持ちの面での余裕が生まれています。

 比江島慎選手(シーホース三河)も「これまではオフェンスで体力を消耗してしまいましたが、二人が加入したおかげでディフェンスに余裕ができています」と同じくその効果を実感しています。オーストラリア戦で八村選手のダンクにつながった値千金のディフェンスリバウンドも、その余裕から生まれたものでした。オフェンスでも「慌てることなく、ピックを使いながらチームとして連動して動いてノーマークでシュートを打てるシーンも増えてきました」と続け、ラマスヘッドコーチが目指すバスケットスタイルがようやく体現できはじめています。

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 「言い方はおかしいですが、これまでよりも疲れない」という田中大貴選手(アルバルク東京)の表現が今の状況を言いあらわしています。だからといって、ファジーカス選手と八村選手への負担が大きいわけではありません。ファジーカス選手は「川崎と同じようなプレーができています」と言い、選手それぞれが普段どおりのプレーができているからこそ、全体的なパフォーマンス向上につながっています。

 FIBAワールドカップ予選のレギュレーションは、6月11日に発表した24名の登録メンバー内であれば、試合前日に行われるテクニカルミーティングまで選手変更が可能です。ラマスヘッドコーチはオーストラリア戦の前に、「宇都選手を起用することを検討している」ことを示唆していました。オーストラリア戦ではベンチ入りできなかった宇都直輝選手(富山グラウジーズ)ですが、明日のチャイニーズ・タイペイ戦ではチャンスが回ってくるかも知れません。篠山選手は「オーストラリアとチャイニーズ・タイペイのポイントガードは全く違うタイプ」とも話しており、ベストな布陣で決戦に臨みます。

 現在1勝5敗ですが、オーストラリアから奪った1勝の価値は大きく、2次予選進出を決めたときもその金星は持ち越すことができます。ラマスヘッドコーチは、「明るい未来が日本にやってくると信じており、今後も自分たちのスタイルを貫き、継続しながら進化させていきたいです」と前を見据えています。FIBA ワールドカップ、その先に待つ東京オリンピック出場へ向け、レールの上を走りはじめたAKATSUKI FIVE 男子日本代表。しかし、チャイニーズ・タイペイ戦に負けてしまえば、一気にレールから外れてしまうため、絶対に負けられません。アウェーでの戦いとなりますが、すでに多くの方が現地へ向かわれていることは心強いです。『日本一丸』となって、この状況を打破するだけです。

 この試合の模様は、BSフジ(深夜0:00より録画放送)をはじめフジテレビNEXT、DAZN、バスケットLIVEにて生中継されます。

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